夢のつづき 谷口江里也
プロデューサーおすすめ
谷口江里也さんは建築家、詩人、作家、ミュージシャン・・・など多くの顔を持つ天才クリエーター。
東京銀座資生堂ビルやラゾーナ川崎プラザなど多くの建築プロデュースをされている。
私も長い間ご一緒して頂いていますが、実は静岡県の浜松市にいた時、新約聖書、
旧約聖書、新曲を読んでいて、ドレの版画も多く使われたものすごい本を
作る人がいるもんだと思っていました。
その後、銀座の谷口さんのオフィスで仕事でお会いする機会を得て、お話ししている内に
谷口さんということがしっかりわかり、感激したことをありありと覚えています。
最新刊は「夢のつづき」という本です。
まず飛び込んでくるのは表紙のピカソの神様の様な写真です。
谷口さんのスペインの友達でピカソを撮り続けていたという夢の様な話があり、
きっとその関係からなのかもしれない。
この本を読んでいると、映像で見るより、下手すると実際に行っているより、
ずっとずっとリアルにスペインを体験することになります。
様々な街の空間と時間の散策で、その中で、風や大地の香り、温度、
料理の味などが生き生きとカラフルに伝わっていきます。
また、ミュージシャン的視点でフラメンコなどの音や踊りが本から飛び出してきます。
立体的な3D、4D的な美しい本でした。