ロボット

暮らしのセンス

(写真は公式HPより引用)

昔、ロボット開発で有名な石黒先生の「エリカ」というロボットの声を手掛けたことがあります。

その最中、エリカさんとずっと一緒にいる結構時間が長くありました。
もちろんロボットだと思って過ごしますが
ある時、ビクッとした時がありました。

何だったかというと、ふと目がパッと合った時があったんですね。
他に誰もいなかったので、ゾッとしてしまいました。
「不気味の谷」とよく言われてるだけのことはあります。

昨日の話もですが、目の威力というのがロボットにもあるんですよね。
特にロボットの場合、相手が何かを訴えかけている訳ではなく、こちらが推測をしている。
「目があったということは…?」と動物的なところでドキッとします。
実際の生きている動物はある意志があってやってるので、
もちろんそれとは違いますが、それにしても本当にどきっとしました。
目ってなんなんだろうと思いまいた。

普段は言葉や表情、動き、匂い等、目に見えるものや認識できるものと
予備知識でコミュニケーションをしていますが、
こういう経験をすると、動物とか人間とかのコミュニケーションって
ノンバーバルな、そういうことじゃないコミュニケーションの情報が
必ずあるな、と確信します。

そして、そういうものが結晶化されたものが音楽なんじゃないかと思いました。
奥深いです。

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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