残響の正体とは?
音のこばなし
今日は、昨日の「響き」に繋がる話です。
よく、エコー、リバーブ、残響などと呼ばれるものがありますよね。
これ、なんなのでしょう?
音が鳴って私たちに届くとき、
一カ所から出た音が直接的に伝わってくる音もありますが、
それとは別に、色々なところにぶつかった音が遅れてその人のところにくることもあります。
写真のように、あちこちに散らばり、ぶつかり、跳ね返って時差で飛んでくる音があるということです。
これが、残響です。
これらの音があることで、全体的に「響いている」と感じることができます。
その響き方というのも空間によって異なります。
この写真は、「このドームはどういう響き方をするのか?」をシミュレーションしたものです。
更に、今の技術だと、「ドームのどこの席に座ったらどういう音が聴けるか?」
「ステージ上ではどのように聴こえるか?」など、
ドームに行かなくても音の響きや伝わり方を体験できる技術もあります。
コンサートや建築設計に於いて大変便利です。
響きを極めるとかなり奥が深いです。