トラベルサックス予告編

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これは何でしょう?

「どこでもいつでも練習で来て、持ち運び用だけど本物のフィーリングを
そのまま再現できるという夢のような楽器はできないか?」
スペイン人にそんなことを考えた人がいて、
これはそのチームが創った未来の楽器です。

よくあるポータブルの楽器は、指使いやマウスピースが変わっちゃうのですが
これはフィーリングそのまんまらしいです。
先日、それが遥々日本に届きました。

現地時間の月曜日に発送して日本時間の水曜日に到着しました。
時差はあるにしても、すごく早いですよね。実質2.5日程度。

さて、箱を開けてみたところ、蓋の裏にはこんなことが。

I put quite a bit of study into the horn, that's true. In fact, the neighbors threatened to ask my mother to move once, you know.
- Charlie Parker
I put quite a bit of study into the horn, that’s true. In fact, the neighbors threatened to ask my mother to move once, you know.
– Charlie Parker

確かに、かなり打ち込みました。実際、近所の人が母に引っ越せと脅してきたこともあったくらいですからね。

―チャーリーパーカー

意訳ですが、このような感じでしょうか。
ちなみに、チャーリーパーカーは、 アルトサックスのジャズの天才です。

トラベルサックスがあれば、場所も時間もいつでもできるので、
チャーリーが「出て行け」と言われたぐらいの練習量を
超えることができるかもしれないと、そういうことを言いたいのだと思います。

また、箱の底にも言葉が書いてありました。

If Charlie Parker became one of the greatest without Travel Sax, imagine what you could achieve with yours...
If Charlie Parker became one of the greatest without Travel Sax, imagine what you could achieve with yours…

想像してみてください 。チャーリー・パーカーがトラベルサックス無しで最高の人になったのであれば、これを手に入れたあなたはどんなところまで行けるのかを…

昔なら本当に天才しかいけなかった世界に、
貴方ならもっと行けるかもしれない、
そんなメッセージなのだと思います。

どちらも、気づかないようなところに書いてありましたが、
よくよく見てみると、開発チームの想いがぐっと感じられます。
今は消毒中なのでしばらくお預けですが、弾けるようになったらまた
ここで お知らせします 。
たのしみです。

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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