スマホ用拡声器
音のこばなし
このラッパのような物体、何でしょう・・・?
楽器のようにも見えるけどちょっと何かが足りない。
これ実は、スマホ用拡声器なのです。
楽器の構造を真似すると、良い音になる。
「これで聴くと、スマホが1930年代、40年代のいい雰囲気の音になります。
不思議ですよね。
その仕組みは、御察しの通り、楽器に倣った造りをしているところにあります。
管楽器って結構面白くて、例えば、楽器の長さで強調される音域が決まったり、
材質やメッキ加工によって音色が変わります。
更に、曲がり方でも変わります。
管楽器が当たり前のように有しているこれらの技術でスピーカーを創ったらどうか?というところにチャレンジしたのが、この拡声器。
いわば、管楽器スピーカーです。」
楽器を通すと、音が”音楽音楽”してくる。
「今となっては電気で音を増幅させる考え方が主流ですが、 昔は、 針が鳴らした音をラッパで増幅させる”蓄音機”というものもありました。
アコースティックな方法でも、音は十分に大きくなります。
この拡声器の場合もそう。
スマホを置いておくだけで、十分に大きな音が鳴ります。
管の構造を経て鳴る音は、より楽器的で、音楽音楽しています。
蛇足ですが、これ、オブジェ的にもいいですよね。
古の感じがして。」
音に色を付けてくれる、楽器の不思議
「音色は、音の色と書きますが、
その名の通りのことをしてくれるのが楽器のいいところです。
今後も、定期的に楽器シリーズのお話をしてみたいと思うので、お楽しみに。」