病気ってなんだ?
暮らしのセンス
医療分野でも実績があり、学会などで講演することも多くある井出さん。
中でも、病気の捉え方については医療従事者の皆様とも深い議論をされています。
今回のお話は、”そもそも病気ってなんだ?”という本質に立ち返ったテーマ。
身体と毎日付き合う一人の人間として、ためになるお話です。
病気はきっと、身体の中の時計の不調和
「たぶん、身体の中にはすごいいっぱいの時計があって、
その時計が狂っちゃってる、リズムが狂っちゃってる、
それが病気なんじゃないかなと思っています。」
身体はいつも再生している
「人間の身体って実はずーっと同じ状態がが続いているわけじゃなくて
毎日200gくらい細胞が死んで、すぐ生き返っているそうです。
すると、身体は生き返ってるのになぜ病気だけが維持するのか?
不思議に思うわけです。
病は気からというけど、『悪い状態を維持しなさい』と言う指令が出てるくらいのことが無いと、悪くあり続けることは逆に難しいのではないかなと思うんです。」
波のリズムをただただ見る
「身体の中にある時計を調整するために私がやっていることは、波を見ること。
波を音を聴きながら見ていると、リズムみたいなものが見えて、
そのリズムをただただ見ていると、身体の中のリズムが整うみたいなことがあったりします。」
何かのリズムに合わせることで整っていくのかもしれない
「余談ですが、『時間医学』というものがあります。
宇宙から人間に至るまで、様々な”時間”が存在しているのですが、それらは全て相関していると言う医学です。
この考えをヒントに考えると、何かのリズムに合わせることで全体が合っていくということもあり得るということですね。
その点、波をずっと見ているというのは
音的にも視覚的にも自然のリズムを感じるという点で
良くなる可能性があるのではないかと。
そんな風に思っています。」