木の中の音を録音しました。
音のこばなし
昨日、木の音を耳で聴く方法を紹介しましたが、
今日はそれを録音した模様をお見せしようかと思います。
耳の代わりの不思議な装置
録音は、耳の代わりに、ピエゾ素子という、
振動を電流に変える装置を木につけます。
この装置を用いて、木の中に水が通る時の振動を録ります。
ここで難しいのが、振動を検知する感度。
敏感すぎても鈍感すぎてもだめなのです。
試行錯誤の末、ちょうどいい具合が見つかり、
録音を開始したのがタイトル写真です。
木の中の音?
木の中の音も、生きている感をものすごく感じます。
例えば、風に揺られて、枝が揺れたりすると
人間でいう間接のような、コキコキっていう音が聴こえてきたり、
木が聴いている自然の音、風の音、鳥の声も聴こえてきます。
中でも一番面白いのは、雨上がり。
雨で湿った表面の水が蒸発して
ポポポ、という泡みたいな音が聴こえるんです。
おもしろいですよ。