SPレコード再生プロジェクト その1

音のこばなし

別荘に眠っていた大量のSPレコード

昨年、隣人から「SPレコードが無傷で沢山出てきた知り合いがいる」と連絡がありました。

SPレコードとは、DJなんかかよく使っているLPレコードの一つ前のもの。
知っている人は多くはないかと思います。
レコードと同じ様に針を当てて回転させて聴くものですが、
高速回転なので片面に10分とか15分しか入りません。
(そもそも、CD以降の世代からすると両面あることが驚きなのかも知れません)

大きなラッパ型のアンティークな蓄音機や、電気蓄音機で通常は再生ができますが、
古いものは鉄や竹の針ですり減って、(今はダイアモンド)
そのまま聴きとれる状態で残っているのは非常に珍しいものです。

そんなSPレコードが、別荘から綺麗な状態で大量に発掘されたと。
持ち主は、「このコロナの時期にこういうものが無傷で出てきたということは、これを世間に広めなさいということだと思った。」とのこと。
隣人を介して私に相談が来たところから、再生プロジェクトが始まりました。

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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