ナポリの大道芸人から届いた

暮らしのセンス

サクソフォンは、実はアドルフ・サックスという人がベルギーで発明したもので、
その後、 1928年にフランスのセルマーという会社が買収し、今に至る。
そんな歴史のある楽器です。
これだけサックスのことをやっていると、やっぱりアドルフさんの作った楽器
そのものにものすごく興味があり、ないのかなぁと探していました。
相当古いものなはずなので、半ばあきらめていたのですが、
なんと、イタリアのナポリの大道芸人の長みたいな人が持っていました!

大道芸人って、イメージと違って、実は組合みたいなのがあり
完璧な仕事としてやってるようです。

その人は、一人でドラムもやればサックスもやれば、花火も出すわで、
音楽大道芸人のド派手版みたいな人です。歴史にも詳しくて面白い。
なんとか壊れないようにして送ってと言ったら、
「爆弾仕様で送ってやる」という話になり送られてきたのが冒頭の写真です。

楽器を海外から送ってもらうって、無事に届くというのは至難の業です。
そんな中工夫してくれたのはすごくありがたいものの、
届いたのが、こんな風に頭が出てたりして。
開けるのに3日かかりました。
マトリョシカみたいに開けたらどんどんでてくる。
恐らく、大きい魚を入れるスチロールのトレイみたいなものを利用してやったんじゃないかと。(きもち魚臭かった)

ひょこっと出ているのが面白かった。

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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