木漏れ日
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木漏れ日ってすごく気持ちがいい。
風の動きを光にしているんですよね。
そう思って、以前、「木漏れ日みたいな光ってできないか?」
という実験をやったことがあります。
LEDは直線的な光だから、揺らがせることはできないか?という試みです。
天上と壁の全5面がすべてLEDディスプレイになっている
光の部屋みたいなところを創りました。
まず一番最初やったのは、乱数で揺らがせる方法。
規則性のない数字の羅列なので、吐きそうになるほどダメでした。
次は、1/f ゆらぎ。扇風機にも活かされているので
良いのではないかと思いました。
しかし結局薄い規則性のようなものを感じてしまい合いませんでした。
波、海辺の風の法則も用いてみました。
よかったのですが、海は風が強いので振れが大きかったところが残念。
次は、ピグミーというアフリカの原住民の歌。
これが、すごく綺麗でした。
バリのガムランの様な音楽的な構造をもっていて、
よりシンプルで祈りや広大さを感じるものです。
陽の光を感じるような、自然な流れ感じ、
気持ち良かったです。だいぶ近づいてきたと思いました。
最後に試してみたのは、分子の動きの法則を用いたもの。
これがジャストでした。
照明の有名な人に来てもらって体験してもらったのですが、
「これを人の手で作り出すのは難しい」と絶賛。
揺らぎというのは、クオリティがすごく大事で、
最初から気持ちがいい自然の摂理ってすごいな、美しいな
という風に思いました。