葦の音
プロデューサーおすすめ
昨日お話したリードについて、もう少しご紹介したいと思います。
リードは、あまりにも硬かったりすると、なかなかうまく
振動してくれず、奏者は凄く苦しくなります。
息ばっか持っていかれるんですね。
そのため、いいバランスで、低い方から高い方まで出るように
リードを削るということをします。
リードを削るための道具には色々なものがあります。
これはガラスで出来ているのですが、
ほわっと白いところがやすりになっているんです。
このペン型の先を使うと、ちょっとずつ削ることができます。
その昔、こんな道具がなかったときは、研草(とくさ)というもので
表面で微妙に削っていたそうです。
生け花かなんかでもよく使っているものです。
それぐらいデリケートな世界なんですね。
雅楽のリードのことを舌(ぜつ)というのですが、
新月か何かの月の時に作る、という決まりがあったりして、
「音を創る」ということの源流になっていると感じました。
今日お話したことは、本が出てるくらい色々なノウハウが
ありますので、興味ある方は是非。