フェーブ
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楽器の部品のサイトを見てたら、ネコがサックスを吹いている置物があって、
何だこりゃーと思って見てみると、「フェーブ」と言う名前のものでした。
調べたところによると、ガレット等お菓子の中に入れて焼き、
切り分けた時に自分のところに入っているとラッキー、といった
フランスの民芸、チャームみたいなものだそうです。
これがまた小さいもので、3㎝ぐらい。
単なるミニチュアと言うのではない、お菓子みたいな独特のニュアンスがあります。
置いてあったら食べちゃうんじゃないかというくらい、
素材もおいしそうな感じ。
なかなかいいじゃん!と思い、とりあえず350円でこれを買いました。
恐らく歴史も結構長いのだと思いますし、
これを集める人が世の中に沢山いるんだと思います。
大きいモノでも喜ぶっていうのはあるけど、何かの中にこれが一個入ってる
だけでも嬉しくなるようなものですね。
こういう小さいものの違いで幸せな気持ちになれることは他にもあって、
例えば、家でいうと、玄関の取っ手をかえたり、コンセントのカバーを
おしゃれにしたり、蛇口をこだわってみたり。
家全体を大きく変えるのは難しいけど、小さいことで変えていくというのは
できますし、結構レベルが違うように感じられます。
音楽でもそういうことがあります。
ほとんど出てこないけど、ピッコロがピロッと吹いた音が
全体に対して水を一滴落としたような効果があったり、
それにより全体の湿度が上がったりとか。
小さい美しさが全体に対して影響を及ぼすということがあるんですよね。
しかも、小さいほうを工夫していく、というのは自分の手で取り掛かり易い。
これからも、家に居なきゃいけない時期は長引くと思うので、
自分にできる過ごし方として、覚えておきたい考え方です。
フェーブと出会って、改めて気づかされました。