建物の茜色
プロデューサーおすすめ
東京銀座に資生堂のビルがあります。
現代のガウディ―と言われている、リカルド・ボフィルさんという
スペインの建築かが設計しました。
イメージとしては、灯台のイメージで創ったそうです。
私は音で携わりました。
この中の音にはひとつ考え方があって、
「建物全体を楽器にしちゃおう」というものでした。
更に、上に向かって透き通っていく、というものです。
スピーカーで音を出すのではなく、建物自体が楽器のように奏でている
というやり方でデザインしたことを覚えています。
その時から長い間一緒に仕事をさせて頂いている谷口江里也さんが
建築プロデュースをしたのですが、未だにすごく感心していることがあります。
それが、壁の色です。
ビルの壁の色って、通り一遍というか、あまり感激することはないですよね。
でも、この東京銀座資生堂ビルは、ほんとうに茜色で、いい。
綺麗な色が色あせず未だにオーラを放っています。
( 写真は谷口江里也さんHPより引用 )