夕焼けとオルガン
暮らしのセンス
北海道北見で録音した時、夕焼けの丘というところがあって、
そこに宣教師が建てた小さな白い教会がありました。
白い枠の少しゆらゆらのガラスの窓から、低い角度で
夕陽が入ってきて、教会の中を染めています。
そこに小さな古い足踏みオルガンがあって、そのオルガンで
讃美歌を弾いてもらって、その豊かな教会の空間を
立体録音しました。
このオルガンのハスキーで細い光の様な音色と、
淡々とした演奏がしっかりこころの教会みたいなところに残っています。
昨日の自然の中の不思議なきもちと同じ香り。