からだはすごいシリーズ3
暮らしのセンス
身体の中には「アポトーシス」という現象があります。
人間の身体は毎日200gぐらいの細胞が死んで、排出されて、新生されてくるそうで、その指令を出す現象が「アポトーシス」です。
変わってはいけない細胞もあるかもしれないですが、ほとんどの細胞は生まれ変わっている。
小さい時から考えたら何回も生まれ変わり、全く新しい細胞になっていると考えられます。
でも不思議ですね。病気って、維持されます。
細胞は新しくなるのに、何故病気だけは維持されるのか?
「このままでいなさい」という指令のせいだそうです。
アポトーシスという自然の現象があるため、むしろ逆の指令が無い限りそうはならないそうです。
よくよく考えると、ストレスで弱ったり病気になったりすると、少し日常から逃げられるので「このままでいいや」と逃げる気持ちになる時がありますよね。
ある意味、自分で病気を維持させている、とも言えます。
そう考えると、病は気からというのも分かる気がします。
と、そんな言われても、急に何とかなるわけじゃないというのが正直なところですが、からだのすごい側面の一つではないかと思います。