SPレコード再生プロジェクト その4
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偶然の出会いとお披露目会
仕上がった音源を皆で聴いたら、音質は素晴らしいのはもちろんのこと、
演奏のレベルがすごく高くて、今では中々いないのではないかという名手の演奏。
「これは絶対、関係者も含めてお披露目会をやらなきゃいけない!」という話になりました。
会場を探していたら、これまた偶然、素晴らしいホールを御持ちの方が
近くにいらっしゃいました。
レコーディングスタジオとしても国内に無いぐらいの音響特性を
持っているような、本当にクオリティの高いホールです。
私自身もCDの録音とプロデュースをしたこともある名ピアニスト、
イェルク・デムスさんも通っていたということで、重なる偶然に驚くばかりです。
ということで、そのホールの素晴らしい環境をお借りして、 SPレコードと関係のある方々をご招待。
今回のいきさつをお話しながら、再生された音源をじっくり聴く会を設ける運びとなりました。
今だからこそ、日本人の大らかな感性を
一般的には昔の音源を聴くとノスタルジック等という風に言われますが、
改めて聴いてみると、 そういうことよりも音楽性や芸術性が
ものすごく高いことが再認識されました。
特に、日本人の特徴的な感覚で「間」とか「おおらかさ」とか、
今忘れられているようなものが芸術的によくできているので
音源の貴重さはさることながら、このような意味でも
今こそ広めなくちゃいけないなと思っています。
持ち主の方も言っていたように、このSP再生プロジェクトは
今の時代だからこその意味があったように思います。
いずれ、一般に聴ける機会を作りたいと思っています。