“怖い”って何だろう?

暮らしのセンス

怖いってなんだろう?
今日はそんなお話をしてみます。


怖いの正体って何だろう?

「”怖い”の要因って、自分の外にある状況がそうさせている気がしますが、
はっきり言うと、結果的に自分が傷つくんじゃないか、ということが”怖い”の正体な気がします。
状態が変化することによって、自分の存在が薄くなったり、意味がなくなること。
これを怖いというのではないかと。

具体的な表れ方としては、
『失敗したらどうしよう』とか、
『一人だけになっちゃったらどうしよう』、
『周りの人や好きな人がいなくなったらどうしよう』、
『ペットがいなくなったらどうしよう』、
『仕事がなくなったらどうしよう』、
『困ったことが起きたらどうしよう』、
『痛いことされるんじゃないか』。
このような暗闇を手探りで歩いていて、
先が見えない状況なのだと思います。

当たり前かもしれないけど、やはり、
全て自分に向かってくるものなんですよね。
自分がどうなるかというところ。

根本はそこにあるんじゃないかと感じています。」

そのものよりも、そのものによってショックを受ける自分

「こんな話もあります。
生まれ持った恐怖は2つしかなく、大きい音と、落ちること。
それ以外は後天的にできたものだと言っている方がいます。

おそらく、恐怖を感じている対象そのものではなく、
それによって自分がショックを受けることを”怖い”と言っている。
そんな気がします。」

“怖い”の反対は何だろう?

「しかし、これをいなしたり、賺したりすることはできても、
そのものは絶対無くならない。

嫌な気持ちなので、何とか蹴飛ばそうとして、
紛らわそうとか、気を逸らせようとか、色々な付き合い方を皆していますよね。
でも、無くすことは難しい。

どうすればいいか?

そういう時に、私は、『反対は何だろう?』と考えてみるようにしています。
怖い時は、心がうずまいてたり重くなったりしている。
すると反対は、心が平静、幸せで静か。そんな感じ。

喜びというのもありますね。
プレゼントの場合、貰って嬉しいという方の喜びというよりかは、
誰かに何かをあげようという時の喜び。
誰かにあげようっていう時は、怖いっていう気持ちはなくなっていると思うんです。」

克服はできないけれど、超すことはできるかもしれない。音楽もその一つ。

「結局、怖いときってどうしていいか分からないんだけど、
反対を見た時に、助けになるものが分かってくると思います。
反対って何か?それってどういうものか?

その一つが、音楽だとも言えます。
自分の好きな音楽を、さらっと聴くんじゃなくて、入り込んでみると
“怖い”をかわすことができる。
何故長い歴史の中、音楽が存在し続けているかという理由は
色々ありますが、これがその一つなんじゃないかとも思います。

すると、 克服はできないけれど、ぴょんと超すことはできるかもしれない。
音楽はそういう助けをしてくれると思います。

白状することも、一つの方法。

「怖いの正体がわかると、怖くなくなるというのもあるかもしれない。
一つの方法ですよね。
『そりゃ怖いわ』と白状できるだけでも。

『そういうものだ!』
そんな風に思ってみることも、もう一つの方法ですね。
むやみに蹴散らすのではなく、ぴょんと乗り越える感じです。

怖いものはなくならないけど、
本当は、必要以上に怖がらずに生きていけたら嬉しいですよね。
たいへん難しく苦しいことなのですが、
皆様それぞれの”怖い”と向き合う機会になればと思います。 」

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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