ABOUT

表参道ヒルズ、東京銀座資生堂ビルの音空間、JR元祖新宿駅渋谷駅発車メロディ、
愛知万博、花博、プラネタリウムのプロデュース。
「音」を魔法のように操り、空間を変え、情報を伝え、人を歓ばせ幸せに導く。
これが井出祐昭の仕事。

その毎日は、激動と思いきや、
いたずらっ子をみているような、不思議なものだった。

家で仕事をし、オフィスに姿を現すのは昼過ぎ。
やんややんやとスタッフと雑談をしたと思えば、いつの間にか仕事を終えて
夕方にはさっといなくなる。長い寄り道をして帰るらしい。
寝るのは深夜4:00頃で、それまでは海外の楽器職人とチャットをしているそう。

音の仕事をしているのにも関わらず、「音」という言葉を使わない日もあった。
会話の大半は文房具や健康の話ばかりである。
具体が悪い日は、猫のみーちゃんとの優しいやりとりを教えてくれたり、
「みてみてこれいいでしょ」と面白いクレヨンを買って試し書きをしてみたり。


毎日一緒に過ごしていると、よくよく分かる。
暮らしで触れた小さなもの、些細な出来事のエッセンスが、
いつのまにか音へと空間へと還元されていること。
彼の仕事を支えるものは、暮らしのいろいろ、そのものだった。

何か通ずるものが一つあるとしたら、
きっとそれは音楽のようにリズムがあって
流れや展開があって、音色がある
「音みたいなもの」なのかもしれない。

ここは、井出 祐昭と過ごす一人のメンバーが、その不思議を引き出すメディア。
彼のいたずらが巻き起こす魔法を追いかけてみたくて。

photo by ayumi fuse

ライター紹介

浦上 咲恵  Sakie URAGAMI


Soniphy LLC. 代表 / Sound Producer / 井出 研究所 Researtist
慶應義塾環境情報学部、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科で認知科学・人工知能を学び生活音と暮らしの関わりを実践的に研究。2015年 に井出 音 研究所に所属、Soniphy LLC.を設立し、サウンドプロデュースの世界に足を踏み入れる。サウンド・スペース・コンポーザーである井出 祐昭氏に師事