病気の身体は敵か味方か

暮らしのセンス

どこかが痛かったり、気持ち悪かったりすると、
自分の内臓はポンコツだとか、身体がどっか悪いんだろうなとか
どうしても攻めちゃいますよね。
そんな気持ちを変えてくれる考え方を聞いたので紹介します。


前に、指圧をしてくれるような医院に、どうしても調子が悪くて行った際に
教えてもらったことがあります。
それは、「内臓とか身体って、良かれと思って動いているんだ」ということ。

身体は、自分を潰そうと思って動いてることは絶対ないそうです。
実際の肌感覚からすると、それなりに苦しめられているので
自分の身体と闘う要素が強くなってくるのですが、
実際には違うそうです。

以前、体の中の色々なホルモンを音楽にしたらどうなるか?
という取り組みをスーパーコンピューターで行ったのですが、
それぞれ綺麗なメロディが出てきました。
身体の中って、色々なメロディや楽器が調和して曲になるときは健康で、
そうでもない時には病気ということなんだなと、その時に感じました。
(何回もしてる話ですね)

そう思うと、悪くなっている身体を戦う相手のように
感じることはないんだと思いますよね。
胃が痛いと、自分の胃はだめだなあと思っちゃうけど、
胃から見るとそうじゃなくて、精いっぱいやってるんですよね。
頭から胃の動きを悪くする指令がきてるんだけど、
めげずに胃酸をだして消化しようとか、
そうやって精いっぱいやっているんです。
良くなるために動いているのです。

とはいえ、もっと重篤な病気なかなかそうは思えないですが、
それでも、メンタルのところまではなかなか浸食してこないそうです。

そう考えると、「内臓に感謝する」みたいな、
そういうメンタリティがあるとすごくちがってくると思います。
痛い時ほど、頑張って動いてくれてるんだね、と
嫌な気持ちばかり出してごめんね、と
そう言ってあげると、だいぶいいらしいですよ。

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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