身近綺麗

暮らしのセンス

私はよく散歩をするのですが、その時に
ガラスの曇りとか、日の入り方とか、影とか、色の変化等
絵みたいにハッとするくらい綺麗な瞬間にあたる時があります。
それが自分の発想の原点だったりもします。

とあるソウル・ライターという写真家の作品がその瞬間にとても近く、最近惹かれています。
NYの景色が中心になっているのですが、
例えば、雨の時にガラスについた水滴越しに人を観ると
こんなに綺麗なんだという写真だったり、
雪の日に赤い傘をさしている人だったり。
どれをとっても、環境をあえて作ったり処理をしてるとかではないのに
「日常ってこんなきれいだったんだ」と感じさせてくれるんですよね。

日常がこんなに綺麗なんだ、面白いんだ、と思っている人は
自然と幸せ度が高くなるのではと思っています。

例えば、嫌なことが起こらないのは幸せの一つかもしれません。
大成功や、上手く行くこととお幸せかもしれません。
好きな人と会っていることも幸せかもしれない。
それとは別に、こういう日常が綺麗という幸せがあると、
楽に生きていけるんじゃないかなと。
幸せの平均点が上がるんじゃないかと思います。

浦上咲恵

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Sound Writer / Sound Stylist。井出さんと一緒に仕事をしながら感じる、浴びる程の「ゾクゾク」感を届けたいと思い、日々執筆しています...

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